7月に入ってから、電力使用量が平日の金曜日に昨年より下回り、土日の使用量が上回ったようです。これは、自動車業界が工場の稼動を、木金休みで土日稼動に変えて、電力需給の平準化に努めた成果と見られます。

また、東北地方では被災工場の復旧が土日返上で進められた結果、当初予想を上回るスピードで復旧し、生産が始まっているようです。

いずれも多くの人々の努力に頭が下がりますが、一方で政府は何をやってくれたのか、成果が見えてきません。

浜岡原発を止めたことくらいしか頭に残っていませんが、これは正しい判断なのかどうか、今も疑問の残るところです。

サマータイム制導入などは、省エネルギーに大きな効果のあるものでありながら、大きな財源も必要としないもので、まさに今なら多くの国民の理解も得られたであろう政策ですが、これも民間任せの傍観姿勢に終わりました。

日本経済が瀕死の重傷を負っているのに、民主党は今なお政局に明け暮れています。日本の将来に向けて知恵を絞るべき政治家がいないことは、悩ましい事態です。

政府をあてにせず努力を求められる日本の時代は、まだ続きそうです。

Category: 社長ブログ
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