皆さんのパソコンは大丈夫でしたか? マイクロソフトからWindows10アップデートファイルが順次配信され皆様のパソコンが自動更新されたので、それが原因となる不具合があちこちで発生しています。

今回のアップデートは久しぶりの大規模なプログラムの書き換えだったのですが、これが昨年10月に配信されたところ「パソコン内のファイルが消える!」という致命的な報告があったため、一旦配信が保留されていたものです。これが昨年12月頃より順次配信が再開され、皆様のパソコンもシャットダウン操作の際に自動更新されているのです。自動更新後の再起動後、音が出なくなる、LANに繋がらなくなる、動作しないソフトウェアがある、などの連絡をいただいています。

Windowsは従来、Xp、7、8、10とバージョンアップを繰り返し、その度に利用者は新しいバージョンのWindowsソフトを購入する必要がありました。しかしマイクロソフトはWindows10を最終バージョンと位置付け、その後の新バージョンを出さない方針を発表しました。これは利用者にとっては新たにWindowsソフトを購入する必要が無くなり、いつまでも現行版を使い続けることが可能となります。しかし一方では、パソコン周辺デバイスの技術進歩、ネットワークの高速化、ウイルスソフトやハッキングの高度化など、対応が求められる変化は継続的に発生します。それらに対応するため、バージョンはWindows10のまま、中身を全面更新するために、年に1回程度の頻度で大幅アップグレードが実行されているのです。今では名前はWindows10ですが、中のプログラムは初期バージョンとまったく異なったものになっていると言われています。

いろいろトラブルを引き起こしますが、Windowsソフトが長く使えるようになったため、世界中ではパソコンのCPUが深刻な品不足に見舞われるほど、予想以上に売れ行きが拡大しています。何かとご不便をおかけしますが、自動アップデートが多くの利益をもたらしていることをご理解いただいて、今回のアップデートを乗り切っていただきたいと思います。

Category: 社長ブログ
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