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今年の正月は、1月4日(金)を休んで9連休だった方もいらっしゃるでしょう。また5月連休は10連休になることも決まっています。即位の礼で3日間増える2019年の日本の祝日数は、振替休日も含めると22日になります。土日に重なる日を除くと、17日が平日の実質休暇です。

この日数を海外と比較すると、3位のシンガポール11日、2位の香港13日を抜いてダントツの世界1位です。4位のアメリカの祝日は、10日しかありません。しかしアメリカ人は短い旅行でも10日間、故郷の国に帰る時には20日間くらい休暇を取って出掛けます。

日本人は休暇を取らず与えられた祝日を使ってみんな一斉に旅行するので、観光地は大混雑し高速道路は長蛇の渋滞になります。国内の混雑を避けて海外に出掛けようとすると、国際航空券が普段の3倍から4倍に高騰します。そして各国の有名観光地は日本人だらけという状況です。

旅行は長期の連休を使うのではなく、各人が休暇をとって出掛けることで、旅費が安くなるだけでなく観光地も混雑平準化で助かり、旅行の満足度も上がるというものです。政府は働き方改革を推進するとしながら、長期連休を作って旅行を奨励することは、矛盾した政策と言えます。日本人の旅行者数が近年増えなくなったのは、連休が無いからではなく旅行に出かけるためのお金の余裕が無いからだ、ということにそろそろ政府は気付いてほしいものです。

ところで、旅行に出かけるベストシーズンをご存知ですか? 国内も海外も、GWを除いた4月と5月、6月上旬、9月上旬が、気候が良い割に観光地は空いていて快適な旅行ができます。また、1月中旬から2月上旬のテーマパークは、超人気のアトラクションでも待ち時間なしで乗れます。就学児のいるご家庭は、3月の終業式当日出発の旅程を組むと、満足度の高い旅行ができます。

働き方改革が叫ばれる今年は、祝日を外した日程の休暇を取得して、心と体を休ませるバカンスと言える旅をしませんか。

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