福島原発1号機が爆発!

このニュースを見たときは、背筋が凍りつく思いでした。

原子炉格納容器が爆発したのなら、これは大事です。チェルノブイリやスリーマイルでの事故とは比較にならない放射能が拡散することは間違いありません。

その後のニュースで、爆発は建屋で発生し、格納容器は無事だったとの知らせに、一旦は胸を撫ぜ下ろしました。

圧力容器内の燃料棒は空焚きに近い状態となっているので、これが溶け落ちて容器の底に穴を開ける可能性は高くなっています。もし穴が開いたら、格納容器が水蒸気爆発を起こし、広範囲に放射性物質が拡散します。

原発放射能の危険性は、放射性物質が風に乗って広く拡散するところにあります。半径何キロまでが危険で、その外側なら安全と考えているなら、これは間違っています。風上にいれば放射能はそれほど上がりませんが、風下にいれば遠距離でも放射能が高くなります。風が強ければ数百キロの遠方まで放射能が拡散しても不思議ではありません。そして風は時間と共に向きを変えるので、今は風上に位置しても常に注意が必要です。

政府の説明は淡々としているので危険性が差し迫っているように感じられませんが、実態はかなり高いリスクを考えるべき状況にあります。地震が襲ってくるリスクを予知することは難しいですが、原発の暴走リスクは判っているこのなので、可能であればなるべく遠方に避難して、危機リスクが下がるのを待つべきです。

Category: 社長ブログ
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