パソコンの進化については、2025年10月14日のサポートが切れるWindows10の話題が多いですが、パソコン本体や周辺機器も着実に進歩しています。その中でも違いを最も強く体験できるものはディスプレイではないでしょうか?
現在一般的に出回っている製品は24インチワイド液晶です。これは価格もこなれてきて安定の選択と言えますが、実はこれより大きいサイズの高性能ディスプレイの価格が、液晶技術の進歩によって低下しています。今では32インチワイド液晶が3万円台から購入できます。
32インチの液晶ディスプレイを使うメリットは三つあります。まず、ディスプレイ上に複数の窓を開く作業、例えばエクセルを見ながらワードで入力したり、ウェブサイトを見ながらメールを作成したりする際の作業時に、複数の窓の中が十分広くできるので、作業にストレスを感じません。次に、ネット配信の動画等を視聴する場合の画面の迫力が大きいので、テレビ代わりの用途として不満なく使え、今のテレビが不要になることです。さらに、ワードの文書やエクセルの表を大きく拡大しても選択できる範囲が広いので、老眼や視力が弱い方でも生産性の高い作業をおこなうことができます。
ところでビジネスユース以外の利用が多く映像の品質にこだわる方には、液晶ではなくQD-OLEDと呼ばれる有機ELディスプレイがお勧めです。これは液晶のようにバックライトを使用せずに、ピクセル自体が発光する素材をつかっているので、色鮮やかな発色を見ることができます。シューティングゲームを好む方には、リフレッシュレートが120Hzのものを選ぶと、高速で移動する物体が滑らかに動きます。
ディスプレイをアップグレードすると、あたかも見る世界が広がったような快感を得ることができます。今お使いのディスプレイの発色が薄くなってきた、と感じるなら次は大画面を選択するのも良いのではないかと思います。