5月26日の木曜日から、京都府京丹後市でウーバーのサービスが始まりました。ウーバーをご存知でしょうか? 2009年にアメリカで始まった配車サービスで、タクシーだけでなく一般人の車もあらかじめ登録すれば、お客の要求に応じて配車運用されるシステムです。お客は車を利用したい時にスマホのウーバー呼び出しボタンを押すと、GPSによって自動的に付近にいる登録車に連絡され、運転手がそれに応えて指定された場所に迎えに行くのです。登録は一般の車が多いそうですが、応対サービスはタクシーよりも丁寧で、料金はタクシーの半額以下なので、米国はもとより世界中に拡大しています。ウーバーの運転手がタクシーより丁寧な理由は、ウーバーは利用後にお客が運転手を5段階で評価する仕組みを持っているためです。お客からの評価が悪い運転手は、会社からクビにされるしくみがあるので、ウーバーの運転手はいつも丁寧なサービスを提供して、高い評価を得るよう努力しています。このようにいいことずくめのウーバーですが、日本ではタクシー業界の反対が強く、国交省の認可がなかなか下りないようです。そこため高齢者のニーズが多いのにタクシーが少ない京丹後市に限定して、ようやく試験的な導入が始まったのです。ウーバーのサービス導入が進むアメリカでは、呼んでもなかなか来ない、客への応対が悪い、料金が高いと悪評高いタクシーを横目に、ウーバーの利用者が大きく増加しています。この国でもタクシー業界の反対は激しかったようですが、さすが民主主義の国。ウーバーを望む国民の声を議員たちも耳を傾けざるを得ず、ウーバーへの規制も崩れ去ったようです。今ではアメリカ主要都市のいたるところに、ウーバー乗り場ができている様子が写真などで見られます. 日本ではタクシー運転手の質は悪くないと思いますが、ウーバーならどこに行ってもスマホ画面のボタンを数回押すだけで、数分以内にきれいな車が迎えに来て、目的地まで丁寧な運転手に運んでもらえるサービス。これなら今までタクシーを使わなかった人でもウーバーを利用する人が増えることは間違いありません。 それはウーバーに運転サービスを提供する人たちの所得も増えることになり、ひいては日本経済の改善にもつながるのではないかと思われます。日本中でウーバーを利用できる日を待ち望みたいものです。 |