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Windows10の大型自動更新に注意!

米マイクロソフトは2019年5月21日から、Windows10の大型更新「Windows 10 May 2019 Update」を開始しました。ところが同日「プログラムに不具合が発見されたので、まだ更新を行わないように」と呼び掛けています。提供を開始しておいてそれを使うなとは、極めて矛盾した発表ですが、Windows10の更新にはご注意ください。
以前のWindowsは数年毎に新バージョンを購入して、ユーザー自身でインストールしていました。したがって、バージョンアップを行うタイミングは新バージョンがリリースされてからしばらく時間が経っているので、更新は無償で自動的に実施されることとなり、パソコン内のWindows10プログラムはリリース後の早い段階で、ユーザーが気づかない間に書き換えられています。そのためバグが改善される前のプログラムで更新されると、パソコン動作に深刻な不具合が生じる可能性があります。
Windows10の大型更新は年間2回実施されているもので、プログラムの基幹部分を新たなものに更新します。その際に注意すべきことは、大型更新によってパソコンの動作がおかしくなった時に、ユーザー自身で「システムの復元」という操作を行うと、さらに動作が不安定になって最悪の場合は起動しなくなる可能性があります。そのため大型更新には注意が必要です。パソコンの終了時に表示される「更新して電源を切る」というメッセージメニューを、無意識に選択しないようにすることが大切です。では毎回更新しないでいいのかと言うと、セキュリティの問題があるので、それもおすすめできません。結局、大型更新時期は早からず遅からずの、プログラムの提供開始日から2~3週間程待って行うのが安全なのかもしれません。
ところで冒頭のアップデートの問題ですが、2019年5月27日現在の情報では、まだ自動更新は始まっていないので、ご自身で手動更新をしない限り、自動的に更新が行われることは無いそうです。ですから当面は問題が発生しないものと思われますが、6月になってパソコンの動作に不具合を感じられた場合は、ご自身で「システムの復元」は行わずに、我々のようなパソコンの専門家に一度ご相談ください。