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3年続きの大型補助金が公募開始

 昨年度の補正予算で組まれた補助金が準備段階を終えて、次々公募が開始されています。
 
 まず従業員が5人以下の小規模事業者持続化補助金は、補助率2/3・補助上限50万円の通常枠に加えて、賃金引上げ枠、卒業枠、後継者支援枠、創業枠、等の新制度が作られ、補助上限が一気に200万円に拡大しました。しかも赤字企業には補助率3/4とすることや、インボイス枠では上限100万円が補助されます。この新制度の名称を見ると、政府の政策目標がそのまま反映されているわかりやすさに、思わず笑いがこみ上げます。

 次に企業のデジタル化を後押しするIT導入補助金は、補助率1/2補助上限450万円の通常枠に加えて、デジタル化基盤導入枠が新設され、補助率3/4~2/3補助上限50万円~350万円と、こちらもかなりの優遇条件となっています。この通称デジ枠と呼ばれる新規枠は、来年10月から導入されるインボイス制度への準備を促す役割も持っており、悪評高いこの新制度のスムーズな導入をねらっているようです。

 昨年度から話題を呼んだ大型補助金である事業再構築補助金は、補助率2/3補助上限6000万円の通常枠の他に、大規模賃金引上枠、回復・再生応援枠、最低賃金枠など、こちらも政府の目標を反映した名称が並んでいます。そして今年度新設されたものがグリーン成長枠です。これも名称からその内容が推定されますね。

 これら以外にも、今年度はさらにバラエティに富んだ補助金が、次々公募開始となっています。これらの補助金が多くの起業家の皆様に役立ち、企業の成長発展、そして日本経済の回復につながることを願いたいと思います。