あけましておめでとうございます。
皆様の新年が良い年になりますようご祈念申し上げます。
2020年は最初から最後まで新型コロナウイルス感染症の話で明け暮れました。
暗い話ばかりかと思いきや、未来に向けて明るい話題があります。
厚生労働省から日本の人口動態総覧という統計資料が発表されています。最新データは2020年7月までの統計値ですが、毎月何人生まれて何人亡くなったか、人数が集計されています。これによると、2020年の死亡者数が前年同期比17295人減少したのです。新型コロナウイルス感染症で毎月250人、自殺者が前年比800人増の毎月2500人亡くなる中で、意表を突く結果です。人口高齢化で死亡者数が毎年増加していた日本で、数年ぶりの減少トレンドとなったのは高齢者だけでなく、乳児死亡、死産、流産、周産期死亡など、全ての項目で死亡者数が減少しました。
（参照ページ：https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2020/dl/all0207.pdf）
コロナ禍の中でどの要因がこのような結果をもたらしたのかは、これから徐々に解明されることでしょう。それにしても、これまでも平均寿命世界一を誇る日本人の記録が、2021年はさらに大幅な伸びが期待できそうです。そして日本人の食生活には、ますます世界の人々から注目を集めることは間違いありません。一説には日本人が好んで食べる発酵食品である、味噌、醤油、酢、味醂などの食品が、日本人を健康にしていると言われています。また、発酵後に蒸留しない酒は、ワインと日本酒だけだそうですが、ワインの健康への効果が解明されつつあるので、日本酒の持つ効果もまもなく解明されるかもしれません。
2021年はもう新型コロナウイルス感染症の話題で内向きにならず、明るい話題でおおらかに、明るい年にしたいものだと思います。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2020/dl/all0207.pdf