新型コロナウイルスは今もまん延が続いていますが、パソコンのウイルスもそれに劣らず活発に活動を続けています。年の瀬を迎えるにあたって、ご自身のパソコンの健康状態を今一度確認しておくことも良いのではないでしょうか。
パソコンが被害を受けるのはウイルスだけではなく、不正アクセスや詐欺ソフト、詐欺メールなどがあります。①パソコンウイルスは対策ソフトを正しくインストールしておけば、大概防ぐことができます。しかし設定が正しくできていないと防御できないこともあるので、ご自身でパソコンをセットアップした場合にはご注意ください。②不正アクセスは、ご自身で購入もしくはレンタルしているルーターに適切なパスワードが設定されていれば防げます。しかしパスワードに電話番号などを設定している場合にはパスワードの変更が必要です。③詐欺ソフトは巧妙な言葉でユーザーを引き込もうとするので、ご自身での注意が大切です。「ソフト購読の支払いが未納になっている」「あなたのカードが不正アクセスされた」「パソコンのセキュリティが破られた」など誰でも身に覚えがありそうなフレーズでアクセスを誘い、金銭を振り込ませたりカード情報を引き出したりする手口です。
パソコンにウイルスが侵入すると、動作が突然遅くなります。ある日突然パソコンが遅くなったと感じた場合は、これを疑うことをお勧めします。また、詐欺メールや詐欺メッセージを見分けることは困難ですから、画面やメールに何か問題が生じていると書かれていても、あわてて指示されたリンクをクリックしたり、相手に電話を架けたりしないことが大切です。
パソコンを使っている中で、何か理解できない状況が生じた場合は、ご自身で対処しようとせずに、パソコンの専門家や詳しい知人に相談することが、何より適切な行動です。年の瀬に向かってご自身の健康はもちろん、パソコンの健康にもご自愛ください