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越境EC市場規模

国際間でのEC(ネット販売)いわゆる越境ECの現状について、経済産業省が市場の現状を白書としてまとめています。それによると、越境ECは中国、米国、日本の3か国が多くを占めており、これ以外はまだ大きな市場にはなっていないようです。
市場規模の現状を見て気になるのは、中国と米国の間では相互に取引が成立しているのに対して、日本と中国、日本と米国の間では、海外が日本からの購入額が大きいのに対して、日本が海外から購入する金額が極端に少ないことです。
日本人は海外から直接ネットでモノを購入することには馴染んでいない反面、米国人や中国人はネットで日本から購入することに抵抗が無いことを表しています。これを裏返せば、日本でモノやサービスを販売している事業者は英文ECサイトをつくるだけで、比較的短期間にネット販売が軌道に乗る可能性を示唆しています。
日本人には海外市場に対して言葉の壁を感じる人が多いようですが、せっかくの優れた商品やサービスがそのような理由で埋もれてしまうことは大変残念なことです。折しも今、海外はインフレが進み日本はデフレが続いていることと、為替レートが大きく円安に振れているので、日本の商品を海外市場に販売すると大きな利益が得られる環境となっています。事業をされている方は内向きにならず、積極的に海外に打って出てもらいたいと思います。