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新型コロナ データが示す本当の姿その2

 ウイルス学者の話によると、RNA型コロナウイルスはほぼ1か月に1回程度の周期で突然変異を発生させて、変異株が新たに生まれるそうです。そして変異するたびに感染力は強くなり、毒性は弱くなる性質があるそうです。したがって、これから先も次々変異株が生まれるので、感染者数のグラフが上昇するたびに今の対策を繰り返すなら、日本経済が危機に瀕します。しかし、別の観点からデータを見ると安心できる材料があるので、一緒に見ていきたいと思います。
 日本COVID19対策ECMOネットという団体があります。医療関係者の有志が全国にあるICU(重症化病床)の情報をネットで共有し、新型コロナの医療体制に役立てています。ここには日々正確な情報がアップされています(エクモネットで検索)。2021/05/18現在のデータによると、ECMO(人口心肺)を使ったが亡くなった方の累計が206人、人工呼吸器を使ったが亡くなった方の累計が948人です。この二つの合計1154人が、新型コロナの症状が重症化してICUで亡くなった方の総数と考えられます。マスコミでは死者数累計が11861人と報道されるのでこれらには開きがあります。その理由は、老衰やがん・心臓疾患などの基礎疾患で亡くなった方は、医師あるいはご家族の判断でICUを使わなかったためと見られています。
 ECMOネットは全国の約80%のICUを把握しているとのことです。ここに把握されていない20%を上乗せすると、新型コロナによる真の死亡者数は1443人となります。ところで2020年の交通事故による死亡者数は警視庁の発表によると2839人で、統計開始以来最小となったようです。それでも死亡者数を比較すると新型コロナの約2倍です。街に出て歩いていると、新型コロナに感染して死亡する確率よりも交通事故にあって死亡する確率が約2倍高いのです。「交通事故が危険だから町で車を走らせるな」という話は聞いたことがありません。ところが今は「酒を飲むと新型コロナが危険だから酒を出す飲食店を閉めろ」という話になっています。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉があります。新型コロナウイルスも、正体を知ることで過剰な恐怖心から逃れられるかもしれません。医療崩壊の問題もECMOネットの情報を見ると、一部の医療機関に限られた問題だとわかります。どこにいても検索するだけで、正確な情報が即座に入手できる時代です。まずは正確な情報を知ることから始めてみませんか?