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悪質化する詐欺ソフトに注意

近年、詐欺ソフトによる被害額が拡大しているとの報道が、日本経済新聞に掲載されていました。ウイルスと詐欺ソフトを混同されている方を時折見かけます。ウイルスはパソコン内に侵入した後はその姿を見せず、感染したパソコンからインターネットを通じて外部にウイルスを拡散するものです。これに対して詐欺ソフトは、パソコン内に侵入した後、あたかもOSのセキュリティ機能が発動したように装い、ウイルス侵入警告を画面上に表示するものです。

写真のような画面が出てくることに遭遇した方はいらっしゃいませんか?「このパソコンはウイルスの侵入を受けているので、セキュリティ機能が動作をブロックしています」などの表示が画面上に現れ、指定されたサポートセンターに電話するように指示されるものです。ここでサポートセンターに電話をかけると「ウイルスを駆除してブロックを解除するので手数料を指定の電子マネーで支払うように」指示される、サポート詐欺といわれる手口です。言われたとおりに支払いをすると「今回は問題が軽かったので一部返金する。返金口座の番号は?」と聞いてきます。銀行口座情報を知らせると、最悪の場合はフィッシング詐欺にあって、預金口座をだまし取られることもあるようです。

詐欺ソフトが侵入した場合、そもそもパソコンはウイルスに感染していません。画面に表示されるセキュリティ警告は、詐欺ソフトが作り出す偽の画面です。しかし、画面は巧妙に作られているので、一般のユーザーが見分けることは困難です。

これから年末、年度末に向かうと、このような詐欺ソフトによる被害が増えることが懸念されます。パソコン操作中に普段見かけない表示を見た場合は、画面の表示にそのまま従うのではなく、その画面を写真に撮って、当社のようにパソコンサポートを専門とする業者に早めに連絡することが、詐欺ソフトによる被害を防ぐ確実な方法です。くれぐれも騙されないようにご注意ください。