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スマートスピーカーの進歩でネット販売が変わる?

スマートスピーカーをお使いになっていますか? 別名AIスピーカーとかWI-FIスピーカーとも呼ばれています。まだご存じない方のために、まず簡単に紹介しておきます。

これはamazonやグーグルなどから数千円から数万円で販売されているマイク機能付スピーカーで、家庭や事務所内のWi-Fiに接続して使います。Wi-Fiへの接続が完了すると、アマゾンの製品なら「アレクサ」、グーグルの製品なら「OKグーグル」と呼びかけると、光の点滅で反応します。「今日の天気は?」と質問すると、その地域の天気予報を教えてくれます。「朝ドラの音楽を聞かせて」と言うと、音楽を聞かせてくれます。あるいは「NHKテレビを見せて」と言うと、テレビの電源を入れてチャンネル設定をしてくれます(機種によってはアダプタの設置が必要)。「今日のスケジュールは?」とか「自宅にタクシーを呼んで」など、ちょっとした秘書代わりにもなります。

この機器がこのような高度な作業を行える理由は、それぞれの機器を開発している企業、つまりアマゾン、グーグル、マイクロソフト、アップルなどが管理しているクラウドサーバーが、最新の情報にアップデートして対応しているからです。スマートスピーカーが普及してくると、注目されるのはネット上での買い物への影響です。スマートスピーカーに「〇〇はどこで買えばよい?」と聞くと、クラウドサーバーがネット上の情報を元に、販売店のサイトに接続するはずです。

これを売り手の側から考えると、どこにでも売っている汎用商品は、大変売りにくくなります。しかし、言葉で好き勝手な要求を出せるので、一風変わったキーワードを与えられた商品、例えば「お肌がきれいになるアイスクリーム」など、競合先が少ない商品をネット上で販売していると、スマートスピーカーでヒットする可能性があります。

スマートスピーカーを使っている人は人口の10%程度とされており、本格的に普及するにはまだ時間がかかるかもしれませんが、ご興味のある方は一度使ってみて、ネット販売されている方は一度研究されてみてはいかがでしょうか?